マスオさんの奮闘日記

マスオさんの日常やら仕事のことやらを書いてます。

【人材系あるある】人間不信になった出来事

こんにちは、マスオです。

 

前回まではプライベートなお話をさせていただきましたが、

今回は仕事で自身が経験した出来事を記載していこうと思います。

一読していただければ幸いです。

 

人材系のお仕事

私は新卒から現在に至るまで人材に関わる仕事をさせていただきました。

大まかには

・人材派遣

・人材紹介

・人材管理

・求人コンサル

・RPO

などです。

 

その中で今回お話するのは「人材派遣」で起こった出来事です。

新卒で大手人材系の会社に入社させていただき、

配属になったとある場所でのお話。

 

人材派遣の仕事って?

会社によって区分が違うかも知れませんが、

私がいた会社は、採用センターから人材の紹介が発生し、

自身で担当する企業に合う人材かをヒアリングし、

問題なければ、赴任させ、企業見学を行い、双方合意のもと、入社させる

という流れになります。

地方になると寮を構えて、入社される方の”住”の部分を手配することもあります。

私もその対応をしておりました。

具体的には、レオ○レスなどで寮を手配し、

ガス電気水道などの関連箇所に入居の情報を共有、開栓の手配を行い、

到着後にすぐに住める環境を整えておくことをやっていました。

車で来られる方は駐車場の手配も。

 

とても人懐っこい2人組

新卒として何年か経験し、慣れてきたと感じ始めていた頃、

2名の男性が紹介が発生しました。

年齢も若く、声だけで人柄が良いと判断してしまう

ような方々だったので、私は何の疑いもなく、

その2人組を受けれ、住居の準備をしました。

赴任された際に会った印象も良く、私と年齢も近いことから、

会話も弾みました。

 

上司からは、あまり仲良くし過ぎない方がいいよ

と忠告を受けていましたが、

私は聞く耳を持っていなかったのです。

そして、休日には一緒に遊ぶようになっていました。

 

少しの疑念

数ヶ月経ち、2人組の1人が体調不良で病院へ行くと言って休みをとりました。

もう1人はその日休みだったため、2人で病院に行っているとのこと。

そして、1本の電話が鳴ったのです。

 

”マスオさん?今病院にいるんだけど、お金無くて、

病院から出られないから建て替えて欲しい。”と。

 

私は少し疑念を持ちました。その数週間前に前借り申請を2人はしていたのです。

ただ、私もまだ彼らのことを信用していたため、数千円なら出してあげようと思ってしまい、病院へ向かいました。

そして、駐車場で5千円を渡し、私は仕事に戻りました。

そこから少しずつ変化が起こっていきました。

 

確信的な出来事

その翌日、また2人は休みを取りました。

理由は体調不良。そして、お金がないから、また前借りをしたい。と…

彼らの出勤日数的にはもう申請ができない状況で、それをやんわり伝えると

”病人なのに、病院にも行かせてくれないのはおかしい”と強い口調で言い、

電話をガチャ切りされました。以前まであんなに仲良く遊んでいたのも、

もう思い出せないような出来事でした。

 

ある事件

その翌日も彼らは体調不良でお休み。

私も昨日の一件が合ったので、1日は様子を見ることにしました。

 

そして、さらに翌日。その日は無断欠勤です。

流石に看過できないと思い、2人の寮へ向かいました。

まずは車の中で電話、2人とも不通。

寮のインターホンを鳴らしても出ず。

現状報告を上司にして、置き手紙をし、一旦そこを離れました。

 

そして、その日の夜、22時ごろに私の社用携帯に1通のメッセージが届きました。

 

”今までお世話になりました。私はもう〇〇県から外に出ました”

 

はっ?????

意味がわからん???

 

取り敢えず、すぐに上司に連絡。

今は遅いから、明日朝イチ一緒に寮に行こうということになりました。

 

翌朝、寮のマスターキーを持って、2人の部屋へ。

寮の鍵を開けて、驚きました。

本当に何も無い状態で、すっからかん。

レオ○レスですよ?

通常あるレンタル備品がないんです。

本当に何1つ無い。

2部屋とも同じようにもぬけの殻。

 

その後の対応

私たちではどうにもならないので、警察へ連絡。

被害届提出、調書、現場検証を行いました。

初めての対応で終始オロオロ。

そして、私の心はズタボロ。

信じすぎるとこんなにも傷つくのかと学びました。

そこからは自分でも悲しいと思ってますが、

必ず1枚壁を作るように心がけました。

保身のためが大きかったと思います。

 

後日談

その後、警察から2人が逃げた場所が判明し、逮捕まで至ったそうです。

2人は弁護士を雇い、損害賠償の数十万円の返済方法を上司と

やり取りをされたそうです。

レンタル備品を売って総額4万円ぐらいにはなったそうで、

それを逃亡費用に当てたそうです。

4万円のためだけに、前科と数十万円の負債を抱える。

今でもその考え方が効率的だったとは思えませんが、

当時の彼らはそれが最善だったのでしょう。

目も当てられませんが、そういう世界もあると知っていただければと思います。

 

本日も一読いただきありがとうございました!